生理周期を知ったり妊娠しやすいタイミングの目安をつけるために毎日測る基礎体温。
しかし、「上手く測れない」「グラフがガタガタだけど測り方に失敗してる?」「目覚める時間が不規則」「寝てる途中で目が覚める」などなど、測り方や環境のトラブルが多いのも悩ましいですよね。
あなたの基礎体温の測り方が正しいかどうか、このページを読んで一度確認してみましょう。
Contents
基礎体温の正しい測り方
正しく測っているつもりでも、グラフがガタガタすると正しく測れていないと思いがち。
基礎体温の測り方3原則をチェックしてみましょう。
- 舌下で測る
- 目覚めたらすぐ測る
- 4時間以上続けて寝てから測る
この3つが守れていれば、正しい測り方ができているのでご安心を。
脇で測ると汗や気温・室温の影響を受けやすいので正しく測れませんから、体温が一定に保たれやすい舌の下で明日から測ってくださいね。
舌下で測っているのにガタガタしているのなら、「目覚めたらすぐ測る」と「4時間以上寝てから測る」でちょっとした勘違いがあるかもしれません。
「目覚めたらすぐ測る」の具体的なタイミング
これは、本当にスグ。
布団の中でだらだらしないで、目覚めたらまず体を起こす前に基礎体温計を手に取って測り始めてください。
「すぐ」の判断に困るのが、二度寝した場合やちょくちょく目が覚めてしまうとき。
まず、起きて二度寝してから測った体温は、基礎体温とはいえません。
なぜなら、人間は目覚めると体温が上がり始めますから、活動の有無と関係なく最初に目が覚めた時点で測ったものが基礎体温となります。
夜に熟睡できず2~3時間ごとにちょくちょく目が覚める場合は、最後に目が覚めた時に測ったものを基礎体温として記録します。
細切れ睡眠では基礎体温が正しく測りにくいのが難点。
もし、4時間以上続けて寝ることができたら、そのときの体温を記録しておきます。
「同じ時間帯に測る」の原則より「目覚めたらすぐ測る」を優先!
基礎体温は、毎日同じ時間に測るもので、タイミングとしては目が覚めた時です。
すると、「いつも測っている時間と目が覚めた時間のどちらで測ればいいの?」という疑問が出てきますよね。
そこで、一度、基礎体温について見直してみましょう。
基礎体温とは、人間のカラダが基礎代謝だけで熱を作っているときの体温。
目が覚めて活動すると、動いたカロリー消費(熱量)で体温が上がるので、基礎体温とはいえません。
なので、目覚めてすぐ測るのが鉄則です。
「いつもより早く起きてしまった」ということもありますが、毎日計測してる時間を待たずに起きたタイミングで測りましょう。
もし、産婦人科に通っているなら医師に確認してみましょう。
ドクターは「目が覚めた時に測ってくださいね」と教えてくれますよ。
4時間以上寝てからの基礎体温は確実性が高い
基礎体温計の説明書に「4時間以上続けて寝て起きたら測る」と書いてあるのを読んだことはありませんか?
4時間にはちゃんと意味があって、人間のカラダがスリープモードに入る時間なんですね。
眠り始めると、ストンッと体温が落ち始めて、入眠後4時間ぐらいでいちばん低くなります。
これは、他の肉体活動が抑えられて、基礎代謝だけで体温を作っているからであり、この体温は目が覚めるまで続きます。
まさに、測るにはうってつけの状態!
なので、基礎体温の測り方3原則の1つに「4時間以上続けて寝てから測る」があるんです。
イレギュラーで基礎体温が狂う場合
目が覚めたら布団をかけていなかった
寝相が悪かったり、ペットが布団に入ってきて熱くなり、布団をかけたりかけなかったりというアクシデントも多いもの。
こんな日が毎日続くと、上がったり下がったりが激しいガタガタグラフになりますが仕方ありません。
とにかく、目が覚めたときに計測して、その体温を記録します。
ただし、布団をかけていなかったことをメモしておくことを忘れずに。
見返したときに下がった理由が分かりやすいので、高温期or低温期の予測をしやすくなりますよ。
前の日に遅くまで起きてたorたっぷりお酒を飲んだ
飲酒すると、基礎体温が上がります。
とはいえ、あまり遅くならずに床に就き、しかも起きた時にお酒が残っていないなら基礎体温に影響はありません。
遅くまで深酒したり、途中でアルコールからソフトドリンクにしたけど付き合いで寝るのが遅くなったりすると(つまり寝不足)、基礎体温が上がって正しい数値を測れなくなります。
「排卵日を正確に知りたい!」と、妊娠を希望しているなら、お酒や夜更かしはほどほどにしましょうね。
測り忘れてしまった・・・
起きてから日中に測っても基礎体温とは呼べないので意味がありません。
昼寝後に測ったとしても、基礎体温に近い数値にはならないので、その日はあきらめましょう。
毎日ちゃんと測って、正確な排卵日を知りたい気持ちはよ~く分かります。
でも、「最終的には複数日のグラフを見て低温期と高温期が分かれていればいいやっ」と割り切って、あまり神経質にならずにグラフを付けていきましょう。
付け忘れた日があっても、記録をやめずに翌日からまた測り始めることが大事なんです!
【まとめ】基礎体温は付け続けることが大事
基礎体温グラフがきれいな山なりにならないので、「測り方を間違ってる?」と心配しがちですが、綺麗なグラフを描ける方が珍しいんですよ。
寝相や毎日の急激な気温の変化などで体温に変化が出るので、綺麗な曲線にならなくても心配しないでくださいね。
また、夏と冬で起きる時間が違ったり、夜勤で測る時間が変わるなど、日ごとに測る時間が変わることもありますよね。
遅い時間に起きる日は体温が高めになるので、遅く起きたことをメモしておくと、体温が高くなった理由がわかりやすくなります。
基礎体温がガタガタになっても、測り忘れても、あとでグラフを見た時に低温期と高温期の2層に分かれていればOK。
考えすぎずに、舌下で測る・目覚めたらすぐ測る・4時間以上続けて寝てから測るの3つを守って毎日記録していってくださいね。