「葉酸を摂れば、妊娠しやすくなるんだってさ。」
葉酸といえば妊娠してから摂る栄養素で有名ですが、妊娠前にしっかり摂ると妊娠力がアップすることが知られてきました。
妊活の1つとして「葉酸を摂ること」を今日からはじめてみませんか?
Contents
妊娠前から葉酸を摂って妊娠力アップ【排卵と着床】
葉酸が妊娠しやすくなるカラダを作るのは、「造血作用」と「ホルモンを整える」働きで、卵子を大きくしたり受精卵が子宮に着床するのをサポートするからなんです。
葉酸で卵子の質がアップ【受精しやすい大きな卵子に育てよう】
産婦人科(マタニティクリニック)のドクターはよく「質の良い卵子は妊娠しやすい」と言ってます。
このことは、医療の現場だけじゃなくプレママ向けの雑誌とかでも取り上げられ、大きな卵子を排卵することが妊娠に大切ってことは、もはや当たり前のことになりましたよね。
なんと、葉酸には、大きくて質の良い卵子に育てるチカラがあるんです!(↓根拠です)
Folic acid supplementation significantly increased folate and decreased total homocysteine concentrations in pooled follicular fluid. In monofollicular fluid, folate concentrations only were significantly increased in supplemented women. The total homocysteine concentration appeared to be significantly correlated with the diameter of the follicle (r = 0.27). (オランダのメディカルセンターの研究結果)
ざっくりと和訳すると、こんなカンジ。
ここ
つまり、葉酸を摂ると大きな卵子に育つってコト。
卵子が小さいとそもそも排卵しにくく、排卵されたとしても未熟な卵子だと受精しにくいので、葉酸で卵子を育てることってとても大切なんです。
ここ
葉酸を摂ると受精卵が着床しやすくなるワケ
葉酸は、卵子の質を高めてくれるだけじゃありません。
血流&血の質が良くなることでたくさんの血が巡り、子宮が温まって子宮内膜が厚くなるので、着床しやすい子宮づくりもできるんです。
ここ
もう1つ、自律神経が正常に働いてホルモンバランスが整って女性ホルモンが分泌されるようになるから、子宮内膜を厚くしてくれるんです。
ここ
葉酸は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を整えて、排卵が正しく行われるようにサポートするのは先ほど紹介したとおり。
排卵が正しく行われるからこそ、生理周期も正しくなるんですよね。
妊娠前から葉酸を摂ると妊娠超初期(0~3週)から妊娠確定(6週)にも大きなメリット
葉酸は、細胞が分裂するときにDNAを正しくコピーするために大切なビタミンなので、細胞分裂がとっても活発な妊娠2~6週目くらいまでこそちゃんと摂っておきたいことは、あまり知られていません。
妊娠0~7週は、1400億個ともいわれる幹細胞ができる時期で、脳神経細胞もこの時期に作られます。
でも、あなたが妊娠を知るのは妊娠6週ごろなので、赤ちゃんの一生のうち一番最初の爆発的な細胞分裂は、もう終わりに近づいてるってワケ。
つまり、妊娠したことをまだ知らない妊娠超初期に葉酸をきっちり補給できてるのは、赤ちゃんの成長にめっちゃプラスになるんですよ。
それに、着床を継続できず流産したり、無脳症などの障害を持つリスクを減らすことにもつながります。
ここ
- STEP.1妊娠0週月経の開始日
- STEP.2妊娠2週卵子と精子が受精
- STEP.3妊娠3週受精卵が着床
- STEP.4妊娠5週妊娠検査薬を使える
- STEP.5妊娠6週妊娠確定
受精直後から細胞分裂が始まって、受精後9日目ごろ(妊娠3週)に着床するんだよ。
ここ
いつ妊娠するか分からないので、妊活を始めたら葉酸を摂り始めようね。
【葉酸×男性】精子の質を高めて量も増やす!
妊活するなら、夫婦一緒に葉酸を摂るべき!
なぜなら、必要量の葉酸を摂取していると、摂取していない男性に比べて精子の染色体異常が20~30%低くなるから(アメリカのカルフォルニア大学バークレー校パブリックヘルスのブレンダ・エスケナジ氏らの研究結果)。
ここ
それに、精巣の機能が活発になって、精子がたくさん作られるようになるし、動きも良くなるんです。
ここ