黄体ホルモンの分泌量を増やす栄養素※妊活女性必見

妊娠に欠かせない黄体ホルモン(プロゲステロン)は、女性ホルモンの1つ。黄体ホルモンの分泌が少ない(足りない)女性は、なかなか妊娠できないことが分かっています。

ホルモンは、体の中で分泌されるため自力ではどうしようもない?いえいえ、食事で分泌量アップの手助けをすることができるんです。

ここでは、黄体ホルモンの働きなど基礎的なこととあわせて、増やすための栄養素について紹介します。

黄体ホルモン(プロゲステロン)はどんな働き(作用)をするの?

黄体ホルモン(プロゲステロン)とは、女性ホルモンの1つであり、ステロイドホルモンの1種です。通常時体内で分泌される場合は、女性の卵巣の黄体から分泌されます。妊娠期においては、中期以降からは胎盤からもこの黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されます。

黄体ホルモン(プロゲステロン)は排卵から次の月経までの間に分泌され、エストロゲンという別の女性ホルモンを補足しながら、月経周期を決めたり、女性の妊娠や出産に大きく関わっています。

その他にも、黄体ホルモン(プロゲステロン)の妊娠にかんする働きはたくさんあります。

  • ホルモンバランスを調整する
  • 排卵を抑制
  • 乳腺を発達させる
  • 体温上昇
  • 生理痛を改善
  • 子宮内膜や子宮筋の働きを調整する

つまり、女性の体のリズムを整えるのに、とても大切な働きをしているホルモンなのですね。

妊娠とは直接関係ない働きとしては、「偏頭痛などの痛みを軽減する」「血糖値の正常化」「体脂肪の減少」「利尿作用」などがあります。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌メカニズム

黄体ホルモン(プロゲステロン)の自然な状態での体内分泌量は、月経周期に合わせて増えたり減ったりを繰り返しています。

しかし、妊娠状態になると、胎盤形成などの為に常に分泌されるようになり、妊娠状態を保つ働きをします。そしてその後胎盤からもこの黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるようになり、妊娠8~9ヶ月頃にピークを迎え、そこから徐々に減少していきます。

これにより出産タイミングが決まり、その後妊娠していた状態の体から、正常な状態に体を戻していくのですね。

分泌量が少ないとどうなるの?補充できるの?

しかし、この黄体ホルモン(プロゲステロン)が何らかの原因で正常に分泌されていない人がいます。

この場合は不妊の原因になりますね。また、胎盤がしっかりと形成されず、受精はしているのに胎盤が育っていない為に、流産してしまうリスクも高まります。

そのため、妊娠を希望する女性の場合は不妊治療の一環として、黄体ホルモン(プロゲステロン)を注射によって摂取する場合があります。

こうした注射を打つことで、生理を来させることができるので、排卵などのリズムを整えたり、他の治療の経過治療として使用されることがあります。

注射で補充する副作用が出ることも

黄体ホルモン(プロゲステロン)を注射によって摂取することで、副作用が起こる場合もあります。その副作用の軽いものだと、吐き気やだるさなどが主なものですね。

しかし、重症な副作用であるOHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症してしまうと、軽度であれば似たような症状で外来による経過観察ですが、重度の場合は入院も考えられます。

OHSSは卵巣が炎症して膨れているので、黄体ホルモン(プロゲステロン)の注射治療は、もちろん中止。自然治癒を待つ治療(数週間)に移行するので、この間は妊娠活動できません。

副作用の発症は、定期的な診察時の内診やエコー検査でチェックできます。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量や基礎体温との関係

黄体ホルモン(プロゲステロン)が増えると、体温が上昇します。このホルモン自体に体温を上げる働きがあるためであり、体温が高まることで病気のリスクが減り、より元気な状態で妊娠できるように、体の調子を整えてくれるのですね。

これは、自然な状態で黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えたときだけではなく、黄体ホルモン注射のあとのどちらでも確認できるカラダの変化です。

一方、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が少なければ、卵胞ホルモン(エストロゲン)の数値は高くなります。ですから、不妊を疑う人の場合、この2つの数値を検査で確認します。

通常の黄体ホルモン(プロゲステロン)平均値が、排卵前から生理前で1.7~7.7、卵胞ホルモンが1.0~11.4と言われています。黄体ホルモン(プロゲステロン)が少なくて卵胞ホルモン(エストロゲン)が多い場合、正常化する為に注射を打って、卵胞ホルモン数値を下げることがあります。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を増やす栄養素

分泌を促す食べ物として、ビタミンEを豊富に含む食べ物が効果的とされています。ビタミンEは別名子宝ホルモンとも呼ばれ、妊娠に必要な体の調子を整える上、ビタミンE自体が黄体ホルモン(プロゲステロン)の材料になります。