妊娠したい人の基礎体温講座※低温期と高温期の体温や日数など

基礎体温のことを知るのは、妊娠に向けた第一歩。
低温期や高温期と排卵の関係性など、より確実に妊娠できるために大切なことを紹介します。

基礎体温のいろは。低温期・高温期とカラダの変化など一挙に紹介

「妊娠したいと思ったらまず基礎体温を測ろう!」と言われるほど妊娠するために基礎体温はとっても大切。
なぜ大切かというと、基礎体温を測ることで排卵日が予測できたり、自分の体のホルモンバランスの状態を把握して妊娠しやすい体になっているかどうか分かるからです。

基礎体温は普段体を動かして生活している時に測る体温とは違い、体が1日の中で1番安静な状態の時の体温なので朝起きて体を動かさずに布団の中で測ったもの。
この状態で測ると、女性ホルモンがきちんと分泌しているかどうか、自分の体のリズムが基礎体温の数値で分かるんです。

女性は妊娠するために生理があり、女性ホルモンの影響で基礎体温が上がったり下がったりして、この体温の変化が低温期と高温期に分かれます。
生理が始まってから終わって次の生理が来るまでの期間を生理周期といいますが、妊娠するために理想的な生理周期は28日型です。

もちろんこれはあくまでも目安で、正常な生理周期の範囲は25~38日くらい。
そして「基礎体温や生理周期はぜったい理想的な状態じゃなきゃダメ!」というわけではないので安心してくださいね。

ここでは基礎体温を低温期と高温期に分けてホルモンバランスや体の変化、排卵期について紹介するので、ぜひ参考にしてください!

低温期の特徴

体が妊娠するための準備として子宮内膜を厚くし、妊娠しなかった場合は厚くなった子宮内膜が出血という形で体外に排出されます。
この出血が生理で、生理が始まってから終わるまでの期間の月経期は1週間程度。

生理が終わると卵胞を成長させる女性ホルモンのエストロゲンの分泌が活発になってきて、少しずつ子宮内膜を厚くして妊娠するための準備をしてくれますよ。
この時期は女性に嬉しいことがいっぱい!

気持ちが安定、肌の状態が良くなる、代謝が良いので脂肪が燃焼しやすいなど、心身ともに絶好調です。
この期間が卵胞期で1週間程度。

月経期と卵胞期合わせて14日(+-2日くらい)が低温期です。
基礎体温は36.5℃前後を示す方が多いでしょう。
さらに低温期の最後の日に基礎体温がガクッと下がる日があり、この日の前後が排卵日と予測される排卵期です。

高温期の特徴

排卵日を境に基礎体温が一気に上昇し、受精卵がしっかりと着床するための準備として女性ホルモンのプロゲステロンが活発に分泌されるようになります。

妊娠するために必要以上に体に水分や栄養を溜め込んだ状態になるので、体がむくみやすくなり便秘や肌荒れ、頭痛、腰痛、体がだるくて疲れがとれない、精神的に不安定・・など心身ともに絶不調になっていきます。

また、妊娠に向けて乳腺が発達するので胸のハリを感じる人も多いはず。

この期間が黄体期で14日(+-2日くらい)程度の高温期です。
基礎体温は低温期より0.4℃くらい高い36.9℃前後とグンと高くなりますよ。
その後は、妊娠すれば基礎体温は高いまま高温期を維持していきますし、生理がくれば基礎体温はガクッと下がり、また月経期に突入するってわけです。

排卵期の排卵日予測について

排卵するのは、低温期の最後に基礎体温がガクッと下がった日の前後4日間が多いですが、実際のデータでの排卵確率は多い順に次のとおり並んでいるとされています。

  1. 低温期の終わりの日・・40%
  2. 高温期が始まった初日・・24%
  3. 体温が1番低い日・・22%
  4. 体温が1番低い日の前日・・5%
  5. その他・・9%

妊娠しやすいor妊娠しにくい基礎体温

基礎体温の変化を見れば自分が妊娠体質かどうか分かるわけですが、妊娠しやすい基礎体温には3つの特徴があります。

それは、

  1. 低温期と高温期の基礎体温の差が0.3~0.6℃ある
  2. 高温期が12~14日くらい継続
  3. 低温期から高温期へ移行の体温上昇が1~2日以内

の3つです。
グラフにしてみると低温期と高温期できれいに2層に分かれるますよ。

この状態の基礎体温は、女性ホルモンが正常に分泌されてしっかり排卵もされていると予測できるので、体が妊娠に適した状態です。

逆に妊娠しにくい基礎体温は、高温期が10日未満、高温期の途中で体温がガクッと下がったりする、低温期から高温期への移行に3日以上かかる、低温期と高温期の基礎体温の差が0.3℃未満などです。

この状態の基礎体温は黄体機能が弱っていたり、体が冷えて生殖機能がうまく働いていない状態が考えられるので、子宮内膜が厚くならないことで受精卵が着床できずに妊娠しずらい体になっている可能性があります。

基礎体温は3ヶ月はつけてみよう

まずは3ヶ月くらい基礎体温を測ってグラフ化すると、自分の体のリズムが分かってホルモンバランスの状態や排卵日が予測できます。

中には平熱自体が低くて、「私、平熱36℃未満だから妊娠できないかな・・」と心配になる人もいるかもしれません。
でも大丈夫、平熱が35℃台や36℃前半の低体温の方でも、妊娠しやすい基礎体温の3つの特徴をクリアしていれば問題ありませんので安心してくださいね。

基礎体温が理想通りの波形にならなかった人は妊娠しにくい体になっている可能性があるので、冷えを改善する対策をしたり、病院で医師に相談してアドバイスをもらうのも良いですよ。

ただし、基礎体温は妊娠するためにとても大切だけど絶対的なものではなく、目安にするものということを忘れないでくださいね。

基礎体温の状態が良くても妊娠しない時はしないし、逆に悪くても妊娠することだってありますから。

基礎体温から排卵日の予測をして、その前後にタイミングをとることで妊娠する確率がグンと上がるので、ぜひ基礎体温を測って妊娠力を高めましょう!


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