卵管造影検査と卵管通水検査の違い

卵管通水検査も卵管造影検査も、卵管が詰まっていないかどうか調べるための検査です。しかし、その検査方法は異なっているので、検査によって分かることも異なります。どのように違うのか、詳しく解説していきますね!

検査方法の違い

卵管通水検査は子宮口にカテーテルを通して、生理食塩水を卵管に注入して超音波でその広がり具合をみる検査です。

反対に卵管造影検査は、バルーンカテーテルを子宮内で膨らませ、造影剤を子宮口から卵管へと注入し、その広がり具合をレントゲン検査でみる検査です。

やり方は似ているように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は違います。どこが違うのかというと、イメージ的には、簡易的な検査が卵管通水検査で、詳しい検査が卵管造影検査です。

検査で分かることに大きな違いがある!

卵管通水検査では「卵管が詰まっているようだ」ということまでしか分かりませんが、卵管造影検査では「卵管が癒着によって詰まっているのか、腫瘍ができてしまっているのか」ということまで分かります。

さらに子宮の形や卵管の癒着の可能性まで分かるといわれているので、卵管通水検査と比べると、より妊娠しにくい原因を究明することができます。

受けられる場所の違い

卵管通水検査はほとんどどこの婦人科でも受けることができますが、卵管造影検査は特殊な器具が必要なので、器具を備えた婦人科でしか受けることができません。

また、卵管造影検査はレントゲン検査を行うので、微量ではありますが放射線を受けまずが、卵管通水検査はそういったことはありません。

痛みに違いはあるの?

卵管通水検査、卵管造影検査ともに、検査を行うと痛みを伴うことがあります。それは、生理食塩水や造影剤を卵管に流すためです。

痛みは我慢できるものであったり、立つこともできないほどであったりと、人によって様々ですが、検査を行った後は安静にすることが大切です。

どちらも妊娠しやすくなるのは同じ

卵管通水検査も卵管造影検査も、検査を受けた後に妊娠しやすくなると言われています。それは、卵管に生理食塩水や造影剤を流すことで、卵管の通過性がよくなるためです。したがって、検査そのものを不妊治療の一環として行う病院もあります。

似た検査の卵管通気検査

卵管通水検査と似ている検査として、卵管通気検査というものがあります。

卵管通水検査では生理食塩水を使いますが、卵管通気検査では炭酸ガスを使用します。炭酸ガスはカテーテルを使って子宮口から挿入し、圧力のかかり具合をグラフにして検査します。

また、聴診器を使って炭酸ガスの音を確認し、ちゃんと卵管の中を通っているかどうかを調べます。