羊水検査をするしない?一生を決める判断基準となる検査内容

「流産の危険性もあるけれども、ダウン症など先天性異常についてもっとしっかり調べたい!」というのが、羊水検査を望む妊婦さんの思いであることは確かです。

赤ちゃんの染色体や遺伝子異常について調べるもの。そのため、検査結果は「生む」「中絶する」の判断材料になるので、倫理的にも受診は迷いますよね。

赤ちゃんの一生のみならず、夫婦の一生をも左右しかねない羊水検査。受けるかどうか迷っているなら、この記事が、あなたのの判断基準になれば幸いです。

まずは羊水検査の概要について

羊水検査とは、お腹の中に宿る赤ちゃんが遺伝子的な異常を持っているのかどうかを診断する出生前診断を行うために行われる検査のひとつです。

お腹の中に宿る赤ちゃんを包んでいる羊水には、赤ちゃんの細胞が含まれています。そのため、その羊水を採取することで、赤ちゃんの細胞を調べることができ、赤ちゃんが遺伝子的な異常を持っているのかどうかを診断することができます。

羊水検査では、染色体の異常や開放性神経管奇形、特定の遺伝子疾患について調べることができます。羊水検査にかかる費用は、12万円から15万円くらいです。

検査方法は?

羊水検査の方法としてはまず、超音波検査でお腹の中に宿る赤ちゃんと羊水の状態を確認します。これは、安全に羊水検査をすることができるのかどうか、確認しておく必要があるからです。

次に、妊婦さんのお腹を消毒した後、超音波検査でお腹の中の画像を見ながら羊水を採取するために妊婦さんのお腹に針をさします。

通常、お腹に針をさすのは1回で済みますが、羊水を採取しにくい場合には、2、3回さすこともあります。採取したら、針を刺した部分の手当てを行い、超音波検査で赤ちゃんに異常がないかどうかを確認します。

そして30分から1時間程度妊婦さんのからだを休めた後、もう一度超音波検査を行って、赤ちゃんの無事が確認できたら羊水検査の終了です。検査結果は、約4週間後に分かります。

羊水検査のリスクと倫理的判断

羊水検査を行ううえで、よく考えなければならないことが2つあります。

1つは、羊水検査を行う際には、流産をしてしまうリスクがあるということです。妊婦さんのお腹に針をさして胎盤の中にある羊水を採取するということは、皮膚はもちろん、お腹の中に宿る赤ちゃんを守っている胎盤にも傷をつけることになります。

もう1つは、羊水検査を行ってお腹の中に宿る赤ちゃんに遺伝子的な異常を持っていることが分かった場合、どうしていくのかということです。羊水検査は、人工中絶ができる期間に行うことができます。したがって、命の尊さや生まれてきた我が子を幸せにすることができるのかを、しっかりと考えなければなりません。